オス
背びれの端に切れ込みがある。尻びれは平行四辺形に近い
メス
背びれに切れはない。尻びれは三角形に近い。

背びれ ↓

←尾びれ

←尻びれ

腹びれ→

メダカ(目高)を観察しよう
(メダカは1991年環境庁から絶滅危惧種に指定されています)

ダカのオス・メス比較
(体はメスの方がやや大きい)

腹びれ→

分類 脊椎動物門、硬骨魚鋼、メダカ目、メダカ科
分布 日本では北海道を除く全土(北海道でも移植による分布が見られる)
朝鮮半島、中国大陸、台湾に自然分布、アメリカの一部でも移入されたものが野生化し繁殖している。
大きさ 2〜4cmぐらい。メスがオスよりやや大きい。
食性 雑食性で、ミジンコやボウフラなどの昆虫の幼虫、アオミドロのような藻類を食べる。小さい時には共食いも目立つ。水槽などで飼う場合は魚粉や熱帯魚用の餌も食べます。
産卵 4月から9月頃まで1年のうち約150日間も卵を生み続ける。産卵は朝早くから午前中にかけて行われます。
卵は水草にくっつけていきます。水温25℃前後で、8〜12日間ぐらいでふ化します。生れてから1.5ヶ月〜3ヶ月で親になり、産卵するようになります。
その他 世界でメダカ科の魚は7種類ほどで知られており、日本産は1種類です。
全国で5000以上も呼び名があるそうです。ヒメダカ、シロメダカ、アオメダカなどと呼ばれているのは別の種類ではなく、突然変異によって体の色が変わったメダカで、遺伝子から見ると主に北日本集団と南日本集団に分けられるそうです。日本で一番小さな魚。繁殖期間が長く、成長が早いので遺伝の研究によく用いられます。
繁殖が多くてもメダカには、鳥、ゲンゴロウ、ヤゴなど水中昆虫、寄生虫など天敵が多い。
カダヤシはボウフラが大好きなので、水田の”蚊絶やし”の為、中米から1913年に移入した魚で帰化生物の種。
(C) 館野 鴻