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| 三重県四日市市智積町の「智積養水(ちしゃくようすい)」は、江戸時代に本格的に敷設された灌漑用水で、隣の菰野町神森の湧水池から水をもらって、智積町の水田を潤しています。 智積養水路の全長は1,784m、幅1〜2mあります。 水の供給を受けるようになって以来、農作物の収穫量が増大し、人々は毎日この清流で顔を洗い、米をとぎ、麺をさらし、野菜を洗うなど水の恩恵をいっぱい受けてきました。 そのため何時からともなく、水田を潤し人を養うこの水に対して、「用水」ではなく「養水」の字を当てて感謝の気持ちを込めて、年に数回の水路清掃も怠りなく、世代から世代へ脈々と大切に守り受け継いできました。 戦後、高度経済成長に伴い、上水道が普及するなど人々の生活様式が多様化し、智積養水に生活排水等による汚染が広がって、昔の清流の面影を失った時期がありました。 これに危機感を抱いた智積町自治会が、昭和47年、養水の美化に立ち上がり、子供たちにも鯉の放流に参加させるなど、地域住民こぞって水質保全に対する意識高揚を図りつつ、水路の清掃になお一層力を入れました。 その後十数年間、鯉の放流と水路の清掃を続ける住民の固い結束と熱い合意が遂に効を奏し、ほどなく本来の清流が智積養水に戻りました。 |
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昭和60年、智積養水は、環境庁の「名水百選」に選ばれ、鯉が泳ぐ清流はみんなの誇りとなっています。 こうして、「環境の世紀」といわれる21世紀にふさわしく、智積養水の清流を今世紀に引き継ぐことができました。 今後も私たちは、水質保全に力を注ぎ、町並みを流れる清らかな水と鯉の群れが、人々に安らぎと癒しのひとときを与え続けていくことを願っています。 |
| 所在地 | 三重県四日市市智積町 | ||
| アクセス |
(四日市市智積町693西勝寺前・鯉が泳ぐ智積養水) |
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| 問合せ先 | 四日市市智積町代表自治会長 宮崎安義、又は芳山末一(電話:059-326-0459) | ||
| 智積養水周辺地図 |
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| 智積養水は、水源地の「蟹池」→「二分八分」→「三十三間筒」→「鯉が泳ぐ智積養水」→「排水口」矢合川に流れ出ています。 地図上の□に囲まれた地点をクリックすると、詳細解説ページが開きます。 |
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(参考資料: 『四日市市史第五巻、第八巻』、『明治17年調伊勢国三重郡智積村地誌』、『名水百選智積養水』(山田教雄著)、菰野町史)
掲載:2001年11月29日 更新:2002年10月24日 更新:2004年5月24日 文責:永瀧洋子