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2009年度 開花情報  
【シデコブシ通信 第1報 (2009年3月23日号)

 先週の17日(火)、菰野町田光の民家の庭でシデコブシが満開という新聞報道を読んで、我が町のシデコブシを見に行ったところ、蕾は硬く苞に包まれたままで、開花まであと数日かかりそうでした。
 そして、3月23日(月)、濃いピンク色の蕾がほころびました!    



(写真撮影:2009/03/23 相場義生会員)
                           

【シデコブシ通信 第2報 (2009年3月28日号)

 3月25日から二日間、四日市市教育委員会社会教育課の主導でシデコブシ自生地の竹や雑木等の伐採と周辺整備が施されました。
 すっきりした景観のシデコブシ自生地(土手斜面下のフェンス内)

 ミルク道路側の樹木も伐採され、午後からの日照時間が以前に比べて大幅に確保されました。
 思えば、当地のシデコブシは、2006年に自生地荒廃による絶滅の危機を、抜本的な自生地内の木々伐採整備によって乗り越え、以後ボランティアによる自生地保全活動が地道に続けられた結果、2008年夏には“夏咲きシデコブシ”を観察できるまでに回復しました。
 今春は一段と逞しく大きく育ったシデコブシの木々にたくさんの蕾がつき、間もなく迎える満開時がとても楽しみです。

(写真撮影:2009年3月28日 11:30AM )


【シデコブシ通信 第3報 (2009年4月2日号)

今、シデコブシが一番綺麗な時期です!

(写真撮影:2009年4月2日 12:30PM )

「日本シデコブシを守る会 平成21年度総会」が開催されました。
  日時: 2009年3月29日(日)午前10時30分〜
  場所: 菰野地区コミュニティーセンターホール(三重県三重郡菰野町)
  内容: 第一部・・・「遺伝子からみたシデコブシの多様性について」
              名古屋大学 森林生態生理学研究室 玉木一郎氏
       第二部・・・報告「シデコブシ及び自生地保護への取り組み状況」
              愛知・岐阜・三重各県保存会代表(各一名)
       午後・・・・・観察会 「国指定天然記念物 菰野町田光シデコブシ自生地」
  主催: 日本シデコブシを守る会
  後援: 菰野町・菰野町教育委員会

 桜町のシデコブシが夏季に狂い咲きする理由について
「三泗自然に親しむ会」の保黒時男会長によると、
  昭和56年4月に桜町のシデコブシを発見した頃には、夏に花は咲かなかった。シデコブシにとって、ミルクロードや三重交通バス駐車場が造られたことなどがストレスとなり、種の保存のために夏にも花が咲くようになったのではないかと考えられるそうです。

2008年夏、狂い咲きの状況ページへリンク


【シデコブシ通信 第4報 (2009年7月17日号)

   必見! 夏咲きシデコブシ

 今年もボランティアによって、筍の除去、竹の間伐、下草刈り の作業が何度も実施されました。
 その結果、シデコブシの幹は太く、葉は濃い緑色、枝振りも立派で、明らかに生育環境が改善され、あたかもそれを証明するかのように、今年は早々と6月27日に開花が初観察されました。(去年は7月13日)
 三重県下のシデコブシ自生地(四日市市桜町、川島町、三重郡菰野町)のうちで、夏季に狂い咲きするのは当地だけですから、これはもう必見です!       
                                       (鈴木健一会員のレポートより)


2009年7月16日撮影)

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